グリークラブ札幌OB会 会長 大石晴也(昭和55年卒)
令和4年11月13日(日曜日)午後3時より、札幌市教育文化会館大ホールにてグリークラブ創部100周年記念OB演奏会が、現役の「グリー&カンタール」も参加して開催されました。当日は雨風の悪天候にもかかわらず、700名という満席に近いご来場をいただきました。
グリークラブOBは、現在全国に475名ほどおり、主に東京OB会と札幌OB会が合唱活動や親睦行事など行ってきました。
札幌OB会においては、今までに創部90周年と創部95周年、大学創立100周年の節目の年に単独で演奏会を開催して参りました。グリークラブの前身である小樽高商音楽部が大正9年(1920年)に創部し、令和2年(2020年)に創部100周年を迎えるにあたり、記念の演奏会を企画しましたが、ご存じのとおりコロナウイルス感染拡大により、2年の延期を余儀なくされました。その間、亡くなられたOBや体調等の理由により演奏会に参加出来なくなったOBも数多くおります。
演奏会出演OBは、道内はもとより、東京OB会のみならず、遠くは福岡県や三重県在住のOB諸氏に参加いただき、30代から80代後半の平均年齢60代半ばの総勢61名がステージに立ちました。
今回の演奏会では、「若人逍遥の歌」に始まり、やなせたかし作詩、木下牧子作曲の「愛する歌」、そのあと、100周年を記念して、本学の先輩である伊藤整の詩集「雪明りの路」の詩から、合唱界では著名な作曲家松下耕氏に作曲を依頼した委嘱作品を初演致しました。現役の「グリー&カンタール」のステージ演奏もあり、ほかには、愛唱曲から「時代」「昴」などの昭和歌謡、タダタケの世界と称して、過去に最も演奏した多田武彦作曲の「雪明りの路」からも数曲演奏しました。アンコールは黒人霊歌と創部60周年記念委嘱作品「吹雪の街を」の終曲を演奏し、最後は「校歌」を斉唱して終わりました。
私共にとっては待ちに待った演奏会で、やっとのことでステージに立てることに幸せを感じながら、参加出来なくなったOB諸氏の想いも含めて一生懸命歌いました。
今回アンコールを含めて22曲演奏したうち、伊藤整の詩集「雪明りの路」の詩による曲を8曲も取上げ、「小樽」「伊藤整」「雪明り路」にこだわりを持って演奏会に臨みました。
伊藤整の詩の世界が男声合唱により表現されて観客に伝わったように思います。
アンケートによると「さすが商大グリー、素晴らしい演奏会だった」など称賛の声が多く、
創部100周年にふさわしい記念すべき演奏会になったのではないかと思います。
そして、今回の演奏会を機に、今後も現役の「グリー&カンタール」に歌い継がれていくことを期待してやみません。
演奏会終了後には、創部100周年記念OB演奏会懇親会をプリンスホテル札幌パミール国際館にて、95名の来賓やOB出席のもと開催し、100周年を祝いました。
最後になりましたが、今回の演奏会開催にあたり、OB諸氏ならび大学、緑丘会等多くの方々にご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
・小樽商科大学グリークラブ創部100周年記念OB演奏会
〇札幌演奏会 開催日:令和4(2022)年11月13日(日)札幌教育文化会館
創部100周年記念演奏会およびOB活動に関し、
以下のメッセージフォームをご利用願ます。
◎演奏会に出演意向の方(開催要項などお送りします)
◎演奏会のお手伝いを考えている方
◎演奏会を聴きたいので情報を知りたい方
◎OB会の活動情報を知りたい方
ほか、転居などご住所のこと、近況などお知らせください。
-メッセージフォーム-
【出演者募集】 100周年、ステージ100名で歌おう
グリークラブOB、グリー&カンタールOB・OGの皆さんはもとより、一緒に歌ってみたい方も歓迎致します。
画像:小樽商科大学開学100周年記念演奏会(2011.7小樽市民会館)
まずもって、先に開催しました90周年、95周年の記念演奏会においては、緑丘会OBの皆様にはご協力・ご支援を賜り誠にありがとうございました。
2020年は、グリークラブの前身である音楽部が創部された1920(大正9)年より100周年を迎えます。
この日を待ち望んでいる全国の仲間と共に、そしてこの素晴らしい活動に参加する機会に巡り合っていないOB 仲間をも巻き込んで、伝統の歴史の1ページに相応しい演奏会、観客の皆様と一体になってみんなが新たな感動を共有できる演奏会の実現を目指して参ります。
また記念演奏会の特別企画として委嘱作品の発表も決定しております。ぜひともご理解とご協力頂ますよう、ご案内申し上げます。
グリークラブ札幌OB会 会長 大石 晴也(昭和55年卒)